パイパーJ3カブ
パイパーJ3カブはパイパー社によって1937年から1947年にかけて生産され,
航空機の世界でフォードのT型モデルに匹敵する名声を得ており、その標準塗装である
黄色はカブ・イエローと呼ばれている。
テイラー航空機はウイリアム・パイパー氏によって設立され、最初のモデルはE−2
カブだった。その後パイパー氏は1930年の後半に共同事業者テイラー氏の設立し
た工場を買収し、初期のパイパー機はJ−2と呼ばれた。
1939年に戦争参加への危惧から、次の生産型パイパーJ3カブは民間操縦士訓練
プログラムの機体として、活躍の場を与えられ、多くの水平対向4気筒エンジン付の
パイパーJ3カブが訓練に使用された。
パイパー社は軍用機型のL−4を生産し、これらの機体はグラスホッパーと呼ばれ,
アメリカ陸軍で5700機、海軍で250機が基本練習機として使用された。
総生産数は19、000機に達し、未だに多数のパイパーJ3カブが現存している。
諸元一般
乗員 1名
乗客 1名
全長 6.83m
全幅 10.74m
最大離陸重量 550Kg
エンジン コンチネンタル A−65 水平対向 65馬力
性能
最大速度 140Km
航続距離 354Km
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